2017-07-15 21:11 | カテゴリ:イラスト
まんがライフ 2017年8月号(6/17発売)掲載分より


暫定サブタイトル「白衣さんとぱーぱ」
白衣さんパパ
なんか既視感がある構図だなーと思ったら、「ほたるの墓」だ。





アバンタイトルはお約束の白衣さんの謎実験ネタ。

白衣さんパパ02

なぜこれで白衣さんだと確信したかは前回を参照のこと。素早い伏線回収です。

(前回の話を執筆中に予定していたネタではありませんでしたが)




白衣さんパパ03

「赤いキャンディ」はもちろん手塚治虫氏の「ふしぎなメルモ」から

(トーン貼り忘れてて真っ白ですけど)

幼児化のプロセス自体は特に意味のない話なので元ネタは知らなくても問題ないはず。

パロディとか知識とか、自分が知ってるから読者も面白いと思ってくれるはず、と導入すると

全スルーされる事があるから難しいです。(大抵はその前に編集さんと話し合いがあります)

やりかたの問題でしょうけど。


さて、赤いキャンディが出たなら次は青いキャンディとなるわけですが

お婆ちゃんになった白衣さんを介護するロボという敬老の日ネタをぱっと思いつきましたが

絵面も大して面白くないし、ネタとしてロボの苦労もあまり変わらないから・・・ボツ。





赤ん坊の行動に関しては、私の甥を観察しまくった経験があるのですが、

特に印象的なのはその視線です。

とにかくつぶらな瞳でじーっと見つめる。見ているときは大抵顔は素なので

なにがそんなに不思議なのかと、逆にこっちも見つめ返してしまいます。

それから感情表現の切り替えですね。

ギャーと泣いた次の瞬間無表情になりすぐにキャッキャと笑う、

周りの大人が大慌てするのを見て楽しんでるんじゃないかと疑うレベルで

「頭脳は大人な赤ちゃん漫画」よくあるのも頷けます。


白衣さんパパ07


なのでこのシーンは白衣さんの意識が元のままなのではなく

素の赤ちゃんの反応です。(モンキレンチは扱えないとは思いますが)








白衣さんお得意の「機能的配置」。初出はライオリ2014年8月号。

白衣さんパパ11






今回一番描きたかった一本

白衣さんパパ08


どこの話かは単行本1巻内でご確認ください(ダイマ)。


最終回なんかで白衣さんが記憶を失ってしまうベタな話の場合

ロボと読者諸兄の心情を重ね合わせての演出としてはありでしょうね。

・・・ここでやったのでもうありませんけどね。





その他、ロボのほほえましい育児シーン。

白衣さんパパ04
白衣さんパパ05

白衣さんパパ06






「パパ」と呼ばれて新たな使命に目覚めるロボ
白衣さんパパ09

そしてそれを絶妙のタイミングでぶちこわす白衣さん。




以前の分裂話でもそうでしたが

一体どんな技術のどんな理屈でそんな怪現象がおこるのか?

細胞がどうたらとか遺伝子がこうたらとかもっともらしいデタラメ理屈を考えるのは楽しいんですが

ネタでなければ重要な問題ではありませんのでカットです。

尺の短い4コマですから。

なので今回もポンっと元に戻りました。





白衣さんパパ10


ラストで「父の日」だったとして締めくくっていますが、このために実験を行ったというのは

・・・どうでしょうか。白衣さんらしくはありませんので、それはないかな、と。


いまのところ一話につき6Pいただいているのですが

一話完結で事件の発端から回収、後日談までまとめテーマを加味し

今回のような日常シーンも詰め込むとなるとどうしてもカットするネタが出てきてしまいます。

このままでは父というより母といったシーンが多かったので

赤ん坊の白衣さんがなんらかのピンチに陥り、ロボが父親らしく助けるエピソードを入れたかったな。

そろそろ8Pくらいの長さで描きたいもんです。








では最後にロボが守りたいと思った白衣さんの笑顔を。

戻った後と比べてみてください。



白衣さんパパ12







ではまた次回。





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