2017-07-30 12:42 | カテゴリ:イラスト
まんがライフ 2017年9月号(7/17発売)掲載分より。



暫定サブタイトル「白衣さんと南国の楽園」

白衣無人01

お約束の水着回ですが、白衣さんはスクール水着です。

(もちろん上には白衣)

出不精な彼女はシャレた水着なんか持ってませんから。







ちなみにロボも水着。意味は不明。
白衣無人02
基本的に自宅内でのお話の作品ですが

せっかく夏なので舞台を海にしたいなーと今回の作品が生まれました。

しかしもうひとつのコンセプトである「登場人物が二人のみ」縛りをどうするか。

考えた案としては

・白衣さんの発明で日本が沈む(自宅からは出ない)

・自宅敷地内だけ海になる

・プライベートビーチ(謎の実験場)を持っている

・無人島に流れ着く

などありましたが・・・


白衣無人03
一番まとも?な無人島編に。








そして一コマで終わる状況説明
白衣無人04








まずは火の確保。ちょいちょいはさまれるロボの自己否定。

白衣無人05

スチールウールと乾電池で実際に火は熾せます。

緊急時のために憶えておくといいでしょう。

(なかなか持ち歩かないかもしれませんが)









無人島になにか一つ持ち込むとしたら・・・ロボかな。
白衣無人06
この日のために普段の生活があったかのようだ。










お約束の洞穴。
白衣無人07

いやー、ロボが言うようなお気楽な生活にはならないだろうなぁ。

虫とかヤバそう。

以前サバイバルの漫画を企画した際にいろいろ資料を集めてはいたんですが

ガチでやると笑えないのでかなりマイルドになってます。










サバイバルの模様
白衣無人08
白衣無人09
白衣無人10
こんなのんびりしてられないとお思いでしょうが

ロボが10人分働いていると考えてください。











そして白衣さんの発作
白衣無人11
以前語りましたが、彼女の趣味はパズルです。

何のパズルですかね。











南の楽園に大量のゴミ
白衣無人12
今回もう少し尺があればこの辺を膨らませて

白衣さんとロボのイデオロギーの違いを明確にしたかったんですが。











ラストは物語の始まりと同様に唐突な幕引きで。
白衣無人13
わりとここの暮らしも悪くないと思い始めた二人ですが

生活力のあるロボも潮風には敵わなかったようです。





今回、舞台こそ無人島ですが、基本的にはいつもと同じ二人の生活の会話劇になっています。

アイデアがあれば年に一、二度くらいは家を飛び出た話を描いてみたいですね。

ちなみに先月は七夕の話として家ごと宇宙に飛ばそうかと画策してましたが、

ぎりぎり踏みとどまりました。

ちょっと奇をてらいすぎると何か違うものになっちゃうかな、と思いまして。







来月は何事もなかったかのように自宅が舞台に戻ります。

それにしても今回はトーンを使ったなぁ。







ではまた次回。






2017-07-30 10:54 | カテゴリ:イラスト
月刊少年シリウス 2017年8月号(6/26発売)掲載分より

ラス前。




第35話

夏休み直前のオムニバス。時期的なもの意外は特にテーマ的な縛りはありません。

おおきな7月01

このタイトルカットは以前(連載開始半年前)Pixivにあげたものの修正版。

特に蛍ちゃんの顔が全然違うのは、私が成長したのだと思いたい。



この時期の風物詩といえばツバメですね。

おおきな7月02

朝になると子ツバメが盛大に鳴くのでそれで目がさめたものです。



私の実家は毎年ツバメがやってくるのであまり気にはしないのですが

家主さんによっては勝手に軒下に巣を作られるのは嫌だという人もいるでしょうね。

なんだかんだで泥と草の塊ですし、下にフンを落とされたりしますから。

ツバメにとっても世知辛い世の中です。

でもその巣立ったツバメがまた翌年に戻ってくるって、素敵な事じゃないですか?

汲々とした世の中でちょっとほっこりするんですが。

子育てに一生懸命なツバメさん達ともう少し交流したいです。



すっかり夏日になろうとも授業はあります。

おおきな7月04


私の子供時代は教室はおろか学校内にエアコンなんて存在しませんでした。

(そして自宅にも)

でもそんなゆだるほど暑かったという記憶もありませんね・・・

単に田舎だったからでしょうか?それともやはり近年の夏は暑くなっているのでしょうか。

この辺、データは出ていても諸説は紛々です。

なお、現在の公立小中学校で空調設備のある教室は半数程度だそうです。

(どの教室に導入されているかは不明)

空調のきいた教室で授業・・・想像できない。

さぞや勉学に身が入るんでしょうねぇ。




その他7月頃の風景。

おおきな7月05
おおきな7月06
おおきな7月07




うーん、次の話ががっちりシチュエーションが固まっているのでオムニバスにしたのですが

やっぱりいまひとつですね。ページが少ないのもあるかな。

視点を蛍中心にするか、なにかひとつテーマをきめるかした方がよかったでしょう。


おおきな7月03











第36話



夏祭り編。

おおきな祭り01-2

本来はもうひと月後に予定していたんですが、思う所があって早めの登場。






蛍ちゃんの浴衣はお母さんかおばあちゃんのおさがりでしょう。
おおきな祭り02
「あーれー」ってこのネタ、実際小学生は理解できるんでしょうかね。

ちなみに蛍ちゃんはちーちゃんから教わったというオチがネーム段階ではありました。









蛍ちゃんは面長ツリ目なんでキツネっぽいですね。笑顔は糸目だし。
おおきな祭り03
みなさん疑問ももたずに体格で判断しているもよう。

あ、売られているお面にロボが。










夏祭りといえばカキ氷。
おおきな祭り04
そしてせっかくだからブルーハワイ。何がせっかくなのか。

イチゴ、メロン、レモン、ブルーハワイは基本的に同じ成分ですが

(レモンは酸味も加える)、そこに香料(と着色料)が加わるので

食べたら別の味に感じるのは錯覚じゃないんですよ。










巴ちゃんと浴衣と射的。
おおきな祭り05
実は私、射的をやったことがありません。

田舎の祭りではそういう屋台お目にかからなかったなぁ。



ああー、この娘メインの話は蛍に匹敵するくらいストックがあるのに日の目を見なかった・・・

今回の祭り編も彼女がメインだった(巫女役)のですが

初めての祭りの話なので皆に出番のあるこのような構成にしました。









ちーちゃんと金魚すくい
おおきな祭り06
たとえ祭りですくった金魚でも大事に育てれば10年以上生きます。

そして環境や餌の具合によってとんでもなく巨大になります。

でもそこまでになるまでに仲間はどんどん減るでしょうね・・・


ちーちゃんは調子に乗りやすい反面

ちょっとした一言でころっと考えを変えたり反省したりと切り替えがはやい娘ですね。

4コマらくて動かしやすいキャラです。

彼女メインの心の機微を描いた「入れ替わり」ネタがあったのですが、未公開。








丸ちゃんとりんご飴
おおきな祭り07
例えば習い事の発表会やおめかしの場で女の子が紅を引く事があります。

正直言うと違和感しかないんですけど

妙に赤く見えてゾクっとします。大人っぽいというより、妖艶な感じといいましょうか。

りんご飴の赤じゃなおさらですね。


なおりんご飴に使われるのは小ぶりのリンゴですが

それでも食べ切るのには時間がかかります。というか多分飽きます。

実際丸ちゃんもお土産にしてますね。
おおきな祭り13






ノリ弁さんなのにやきそば屋
おおきな祭り08
蛍ちゃん以外とは初対面。

ノリ弁さんも活かし切れていないキャラですね。

ほぼ竹宅亭のお客としてしか登場してませんが

今回のようにバイト三昧でいろんな所に出没するキャラのはずでした。

更に言うと彼は教育実習生、臨時教師として学校に来る予定で・・・








蛍ちゃんとカタヌキ
おおきな祭り09-2
今回それぞれのキャラにそれぞれの屋台をあてがった時

蛍ちゃんは真っ先にカタヌキでしたね。

おじいちゃんゆずりのテクを持ってます。(いくら儲けたかは不明)

それにしてもあのカタ、もう少し美味しくできませんかね?









しまむら先生の見回り
おおきな祭り10

しまむら先生はなんだかおじさんおばさん連中にウケが良さそうですね

こういう場では年長者に可愛がられ、学校では生徒にいじられ・・・

もうちょっと流されないようにしないと、そろそろイイ歳ですし。








赤井くんと花火
おおきな祭り11

こういう場面だと男の子が手をひいてあげたりが定番ですが

そのネタは正月回ですでにやってます(第24話)ので今回はコレ

幸いなことにみんなが上を見ているので事なきをえたようです。

・・・赤井くんは何故か別の方向を見ていたようですが。何故か。







そんなわけで祭りの日の日記(その①)。
おおきな祭り12


おそらく今回のネタのほとんどを日記に書くんでしょうね。












さて

発売中の最終回(37・38話)は色々私の制作環境でトラブルが重なりまして

ネタ、作画共にちょっと自分でも残念な出来になってしまっています。

ですので制作日記は修正作業と単行本作業を平行させる形で

間をおいて小出しにするかと思います。
おおきなラスト


なお、単行本②巻の発売は10月以降の予定です

今しばらくお待ち下さい。







ではまた次回。





2017-07-15 21:11 | カテゴリ:イラスト
まんがライフ 2017年8月号(6/17発売)掲載分より


暫定サブタイトル「白衣さんとぱーぱ」
白衣さんパパ
なんか既視感がある構図だなーと思ったら、「ほたるの墓」だ。





アバンタイトルはお約束の白衣さんの謎実験ネタ。

白衣さんパパ02

なぜこれで白衣さんだと確信したかは前回を参照のこと。素早い伏線回収です。

(前回の話を執筆中に予定していたネタではありませんでしたが)




白衣さんパパ03

「赤いキャンディ」はもちろん手塚治虫氏の「ふしぎなメルモ」から

(トーン貼り忘れてて真っ白ですけど)

幼児化のプロセス自体は特に意味のない話なので元ネタは知らなくても問題ないはず。

パロディとか知識とか、自分が知ってるから読者も面白いと思ってくれるはず、と導入すると

全スルーされる事があるから難しいです。(大抵はその前に編集さんと話し合いがあります)

やりかたの問題でしょうけど。


さて、赤いキャンディが出たなら次は青いキャンディとなるわけですが

お婆ちゃんになった白衣さんを介護するロボという敬老の日ネタをぱっと思いつきましたが

絵面も大して面白くないし、ネタとしてロボの苦労もあまり変わらないから・・・ボツ。





赤ん坊の行動に関しては、私の甥を観察しまくった経験があるのですが、

特に印象的なのはその視線です。

とにかくつぶらな瞳でじーっと見つめる。見ているときは大抵顔は素なので

なにがそんなに不思議なのかと、逆にこっちも見つめ返してしまいます。

それから感情表現の切り替えですね。

ギャーと泣いた次の瞬間無表情になりすぐにキャッキャと笑う、

周りの大人が大慌てするのを見て楽しんでるんじゃないかと疑うレベルで

「頭脳は大人な赤ちゃん漫画」よくあるのも頷けます。


白衣さんパパ07


なのでこのシーンは白衣さんの意識が元のままなのではなく

素の赤ちゃんの反応です。(モンキレンチは扱えないとは思いますが)








白衣さんお得意の「機能的配置」。初出はライオリ2014年8月号。

白衣さんパパ11






今回一番描きたかった一本

白衣さんパパ08


どこの話かは単行本1巻内でご確認ください(ダイマ)。


最終回なんかで白衣さんが記憶を失ってしまうベタな話の場合

ロボと読者諸兄の心情を重ね合わせての演出としてはありでしょうね。

・・・ここでやったのでもうありませんけどね。





その他、ロボのほほえましい育児シーン。

白衣さんパパ04
白衣さんパパ05

白衣さんパパ06






「パパ」と呼ばれて新たな使命に目覚めるロボ
白衣さんパパ09

そしてそれを絶妙のタイミングでぶちこわす白衣さん。




以前の分裂話でもそうでしたが

一体どんな技術のどんな理屈でそんな怪現象がおこるのか?

細胞がどうたらとか遺伝子がこうたらとかもっともらしいデタラメ理屈を考えるのは楽しいんですが

ネタでなければ重要な問題ではありませんのでカットです。

尺の短い4コマですから。

なので今回もポンっと元に戻りました。





白衣さんパパ10


ラストで「父の日」だったとして締めくくっていますが、このために実験を行ったというのは

・・・どうでしょうか。白衣さんらしくはありませんので、それはないかな、と。


いまのところ一話につき6Pいただいているのですが

一話完結で事件の発端から回収、後日談までまとめテーマを加味し

今回のような日常シーンも詰め込むとなるとどうしてもカットするネタが出てきてしまいます。

このままでは父というより母といったシーンが多かったので

赤ん坊の白衣さんがなんらかのピンチに陥り、ロボが父親らしく助けるエピソードを入れたかったな。

そろそろ8Pくらいの長さで描きたいもんです。








では最後にロボが守りたいと思った白衣さんの笑顔を。

戻った後と比べてみてください。



白衣さんパパ12







ではまた次回。